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おじゃまぷよに対応する



1.おじゃまぷよについて

2.おじゃまぷよの消し方

3.おじゃまぷよの相殺

4.おじゃまぷよ絡みの連鎖

5.段差の利用

6.掘り返し

7.技術習得に向けて




1.おじゃまぷよについて

ぷよぷよ対戦では、互いにおじゃまぷよを送り合う。
そのため、「とことんぷよぷよ」でいくらうまく連鎖を組めても、対戦で同じように連鎖を組めるとは限らない。
おじゃまぷよへの対応の仕方を知らなければ、簡単にフィールドをおじゃまぷよで埋められて負けてしまうだろう。
慣れていないと、ぱらぱらと少量のおじゃまぷよを受けるだけでも、混乱して連鎖を組めなくなるかもしれない。
そこで、今回はおじゃまぷよへの対応方法について解説する。

おじゃまぷよ(組み過程)−1P おじゃまぷよ(連鎖発火)−2P
1.1−A

2Pが2連鎖を撃ったところ。
1Pは純正階段連鎖を組もうとしているが、まだ連鎖を撃てそうにない。

おじゃまぷよ(おじゃまぷよ落下)−1P おじゃまぷよ(連鎖終了)−2P
1.1−B

1Pがおじゃまぷよを受けたところ。
おじゃまぷよの量は多くないので、たいしたことはないのだが、慣れていないとこれだけでも焦ってしまう。



2.おじゃまぷよの消し方

おじゃまぷよには、隣で色ぷよが消えると一緒に消えるという性質がある。
そのため、おじゃまぷよを消すには、おじゃまぷよに隣接する色ぷよを消せば良い。
できるだけ多く消した方が良いので、できるだけ広くおじゃまぷよと色ぷよが接するように、置き方を工夫しよう。
たくさんのおじゃまぷよを降らされると絶望的に感じられるかもしれないが、効率的に消していけば、おじゃまぷよは意外と速く消えていく。

おじゃまぷよの消し方1(原型)  
2.1−A

5段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。
ここからおじゃまぷよを効率的に消していくことを考える。

おじゃまぷよの消し方1(悪い消し方)  
2.1−B

ぷよをすぐに4つ繋げて消したところ。
これでは、おじゃまぷよは2個しか消えない(白背景のおじゃまぷよが消える)。
目先の色ぷよ消去に捉われてはいけない。
この状況で重要なのは、色ぷよを消すことではなく、おじゃまぷよを消すことである。

おじゃまぷよの消し方1(良い消し方)  
2.1−C

色ぷよ(青)をおじゃまぷよに広く隣接させて消したところ。
できるだけおじゃまぷよに沿うように色ぷよを配置してから消すと、おじゃまぷよは一気に消える。
場合によっては、4連結で消さずに、5連結以上にして消した方が良いこともある。

おじゃまぷよの消し方2(原型)  
2.2−A

大量におじゃまぷよを受けてかなり苦しい状況。
このような場合は、おじゃまぷよをうまく消さないと、逆に自分を追い詰めてしまう。
なお、おじゃまぷよを受けたからといって安易に対戦を放棄するのはやめよう。
相手の追い撃ちが甘ければ、逆転できる可能性もある。

おじゃまぷよの消し方2(悪い消し方)  
2.2−B

先に4つ揃った黄を繋げて消したところ。
これでは、おじゃまぷよは1個も消えない(場外のおじゃまぷよは消えないはず)。
苦しい状況では、少しでも早くぷよを消してフィールドを広くしたくなるが、おじゃまぷよを消さないことには根本的な解決にはならない。
この場合は、黄を消したことで、かえってその後が辛くなってしまっている。

おじゃまぷよの消し方2(良い消し方)  
2.2−C

赤を4つ繋げて消したところ。
この場合、黄の消去は後回しにして、赤を先に消すのが良い対応である。
こうすれば、おじゃまぷよが5個消えて、かなりフィールドに余裕ができる。
どの色ぷよを先に消せばおじゃまぷよを効率的に消せるかをしっかり考えることが大切である。



3.おじゃまぷよの相殺

おじゃまぷよは消すことも可能ではあるが、それでもおじゃまぷよを降らされるのは危険である。
また、フィールドを埋めきるほどのおじゃまぷよを降らされれば、消す間もなく負けてしまう。
しかし、ぷよぷよ(「通」以降)には相殺というシステムがあり、おじゃまぷよが降る前に自分も連鎖をしておじゃまぷよを送れば、相手から送られてきたおじゃまぷよをかき消すことができる。
このようにしておじゃまぷよを相殺することが、おじゃまぷよへの対応の基本となる。
相手からおじゃまぷよが送られてきたら、そのまま降らせるのではなく、自分も連鎖をして相殺するように心掛けよう。

おじゃまぷよの相殺1(原型)−1P おじゃまぷよの相殺1(原型)−2P
3.1−A

2Pが2連鎖を撃ってきたところ。
連鎖を撃たれたら、自分も連鎖を打ち返すのが基本である。

おじゃまぷよの相殺1(相殺なし)−1P おじゃまぷよの相殺1(相殺なし)−2P
3.1−B

1Pがおじゃまぷよをそのまま受けたところ。
連鎖を撃たれたにもかかわらず、そのまま連鎖を組み続けているとおじゃまぷよを受けてしまう。
この場合は、おじゃまぷよの量が少ないので、わざと受ける手もなくはないが、それはむしろ特殊なケースである。

おじゃまぷよの相殺1(相殺)−1P おじゃまぷよの相殺1(相殺)−2P
3.1−C

2Pの攻撃に対して、1Pも連鎖を発火したところ。
相手の連鎖が終わる前に自分も連鎖を発火すれば、おじゃまぷよを相殺することができる。
相手が連鎖を撃ってきたら、すぐに連鎖を撃ち返すというのを心掛けよう。

おじゃまぷよの相殺1(相殺の結果)−1P おじゃまぷよの相殺1(相殺の結果)−2P
3.1−D

互いの連鎖が終わったところ。
この場合は1Pの連鎖の方が大きかったので、1Pは相手のおじゃまぷよを完全に相殺して、逆に相手側におじゃまぷよを降らせることができた。

おじゃまぷよの相殺2(原型)−1P おじゃまぷよの相殺2(原型)−2P
3.2−A

2Pが4連鎖を撃ってきたところ。
4連鎖にもなると、降ってくるおじゃまぷよの量もかなり多くなるので、相殺しないと一気に不利になってしまう。

おじゃまぷよの相殺2(相殺なし)−1P おじゃまぷよの相殺2(相殺なし)−2P
3.2−B

1Pがそのままおじゃまぷよを受けたところ。
おじゃまぷよを相殺しないと、このように大量のおじゃまぷよを受けて、ほぼ負け確定になってしまう。

おじゃまぷよの相殺2(相殺)−1P おじゃまぷよの相殺2(相殺)−2P
3.2−C

1Pが3連鎖を打ち返したところ。
そのままおじゃまぷよを受けるわけにはいかないので、とにかく可能な範囲で連鎖を打ち返し、おじゃまぷよを相殺するようにする。

おじゃまぷよの相殺2(相殺の結果)−1P おじゃまぷよの相殺2(相殺の結果)−2P
3.2−D

互いの連鎖が終わったところ。
2Pの方が連鎖が大きいので、1Pは全てのおじゃまぷよを相殺することはできないが、受けるおじゃまぷよの量は減った。
この程度であれば、まだ1Pもそれなりに戦える。



4.おじゃまぷよ絡みの連鎖

送られてきたおじゃまぷよは相殺するのが基本だが、いつも全てのおじゃまぷよを相殺できるとは限らない。
そのようなときは、おじゃまぷよを受けることになる。
降らされたおじゃまぷよは、地道に1連鎖で消すこともできるが、それでは相手が次の攻撃をしてきたときに再びおじゃまぷよを受けてしまう。
そこで、おじゃまぷよを巻き込んで連鎖を組む技術が重要になる。
おじゃまぷよ絡みの連鎖は通常とは異なる形になるので、基本連鎖と同じように、しっかり連鎖形を覚えておこう。
おじゃまぷよを受けた後は、基本的には自由形で組むしかないので、知っている連鎖形が少ないと、連鎖を組むことは難しい。


おじゃまぷよを利用しない連鎖

受けたおじゃまぷよの量が少なければ(1段以下)、おじゃまぷよを存在しないものと考えて、いつも通りに連鎖を組み進めることもできる。
おじゃまぷよが降っても焦らず、普通に連鎖を伸ばせば良い。
しかし、おじゃまぷよをたくさん受けると無視することは難しくなる。
また、少量であっても、おじゃまぷよを受けたときの形が悪いと、そのまま連鎖を組めなくなる。

おじゃまぷよを利用しない連鎖1(原型)  
4.1−A

1段のおじゃまぷよを降らされたところ。
量が少ないので、おじゃまぷよを無視して(無いものと考えて)連鎖を組み進められる。

おじゃまぷよを利用しない連鎖1  
4.1−B

おじゃまぷよを無視して連鎖を組んだところ。
一見、複雑に見えるかもしれないが、それぞれの連鎖は基本連鎖である。
赤→黄→青 と消えて3連鎖になる。

おじゃまぷよを利用しない連鎖2(原型)  
4.2−A

1段のおじゃまぷよを降らされたところ。
これも、普通に連鎖を組み進められる。

おじゃまぷよを利用しない連鎖2  
4.2−B

普通に連鎖を伸ばしたところ。
この場合は、挟んで伸ばすので、6列目のおじゃまぷよのすぐ上に緑を置かないように気をつけよう。
黄を3列目に落とすことで連鎖がさらに1連鎖伸び、赤→緑→青→黄 と消える。
冷静にフィールドを見ることができれば、少量のおじゃまぷよのせいで連鎖を組めなくなることはそれほど多くないはずである。

おじゃまぷよ絡みの連鎖の失敗例1  
4.3

おじゃまぷよのせいで連鎖に失敗する例。
少量のおじゃまぷよであっても、完全に無視するのはまずい。
特に、ずらし系連鎖はおじゃまぷよのせいで連鎖が止まりやすいので気をつけよう。
おじゃまぷよの上でずらし系連鎖を組むときは、仕掛けぷよを2連結か3連結にするのがセオリーである。

おじゃまぷよ絡みの連鎖の失敗例2  
4.4

おじゃまぷよのせいで連鎖に失敗する例。
挟み系連鎖はおじゃまぷよの上でも普通に連鎖を組めることが多いが、形によっては余計なところがずれて止まる場合がある。
おじゃまぷよを降らされたときは、いつもと同じ感覚で連鎖を組むのではなく、どのおじゃまぷよが消えるかをしっかり確認するようにしよう。


おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖

おじゃまぷよの消去によって色ぷよをずらして連鎖にすることもできる。
かなり大量のおじゃまぷよを受けた場合でも、おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖は有効に組める場合が多い。
おじゃまぷよを消すことによってどこが何段ずれるかをしっかり把握して、連鎖を繋いでいこう。

おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖1(原型)  
4.5−A

1段のおじゃまぷよを降らされたところ。
おじゃまぷよが少量なので、無視して組むこともできるが、ここではおじゃまぷよを利用して連鎖にすることを考える。

おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖1  
4.5−B

おじゃまぷよを利用してずらし系連鎖を組んだところ。
黄→緑→青 と消えて3連鎖になる。
おじゃまぷよ消去によるずれを利用することで、幅広く連鎖を組んでいくことができる。

おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖2(原型)  
4.6−A

3段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。
おじゃまぷよを大量に受けた場合は、おじゃまぷよを積極的に利用して連鎖を作ると良い。
おじゃまぷよを利用して連鎖にすれば、おじゃまぷよも一気に消える。

おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖2  
4.6−B

おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖を組んだところ。
緑→赤→緑 と消えて3連鎖になる。
おじゃまぷよ消去に伴うずれを効果的に利用すれば、フィールドの形が悪くても連鎖を組むことは可能である。


おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖

色ぷよの間に挟まれたおじゃまぷよを消すことによって連鎖を作ることもできる。
挟みの形を作れる状態であれば、数段のおじゃまぷよを受けた場合でも、まとめて消して連鎖にできる。
ずらし系連鎖よりは有効に組める状況が限定されるが、安定した連鎖を作りやすい。

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖1(原型)  
4.7−A

1段程のおじゃまぷよを降らされたところ。
ここからおじゃまぷよを利用して挟み系連鎖を作ることを考える。

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖1  
4.7−B

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖を組んだところ。
思いつきにくい形だが、連鎖自体は難しいことはない。
おじゃまぷよが色ぷよの間に挟まれるような形を作るだけである。
緑→黄→赤 と消えて3連鎖になる。

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖2(原型)  
4.8−A

2段半のおじゃまぷよを降らされたところ。
下に挟みの土台となるぷよあれば、おじゃまぷよを利用して挟み系連鎖を作ることができる。

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖2  
4.8−B

おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖を組んだところ。
おじゃまぷよの消去に気を配っていれば、問題なく組めるはずである。
黄→黄→緑 と消えて3連鎖になる。


複合系連鎖

おじゃまぷよを受けた場合の連鎖の組み方としては、おじゃまぷよを利用する場合としない場合のそれぞれについてずらし系連鎖と挟み系連鎖が考えられる。
これら4種の連鎖を組み合わせることで、複雑におじゃまぷよを受けたときでも、無理矢理連鎖を組める場合が多い。
しかし、連鎖数が高くなってくると、何連鎖目にどこのおじゃまぷよが消えるのかの把握が難しくなってくる。
全てを把握するのは不可能に近いので、ずらしや挟みのポイントとなるおじゃまぷよの消去に注目すると良い。
現段階では、おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖は難しすぎるので、焦らず少しずつできるようにしていけば十分である。
とりあえずは、3連鎖くらいを目指して練習すると良いだろう。
(参考)おじゃまぷよ絡みの3連鎖・30選 → 3chain_plus.zip

おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖1(原型)  
4.9−A

2段半のおじゃまぷよを降らされたところ。
おじゃまぷよが多いように感じられるかもしれないが、うまく連鎖を組めば、大半のおじゃまぷよはその連鎖に巻き込んで消せる。

おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖1  
4.9−B

おじゃまぷよを巻き込んで連鎖にしたところ。
どの連鎖でどこのおじゃまぷよが消えるのかをしっかり把握できれば(番号は各連鎖で消えるぷよを示している)、それほど難しくはない。
赤→緑→黄→赤 と消えて4連鎖になる。

おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖2(原型)  
4.10−A

3段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。
フィールドの形が複雑なので、ここから連鎖を作るには、いろいろな形の連鎖を駆使する必要がある。

おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖2  
4.10−B

うまくおじゃまぷよを絡めて連鎖にしたところ。
3連鎖目までは難しくないが、それ以降は、どのおじゃまぷよが何番目に消えるかを正確に把握しなくてはいけないので難易度が高い。
緑→青→赤→黄→緑 と消えて5連鎖になる。
この例は難しいので、今はここまで組めなくても問題はない。



5.段差の利用

全ての色ぷよがおじゃまぷよによって深く埋められてしまうと、狭いスペースで1から連鎖を組まなくてはならないので、非常に不利である。
それを回避するための方法が、段差の利用である。
降ってくるおじゃまぷよの段数以上の段差を作っておけば、高い方の段の色ぷよがおじゃまぷよに埋まらず済む。
そして、露出した色ぷよを起点にして連鎖を作れば、効率的におじゃまぷよを消していくことが可能になる。
どうしてもおじゃまぷよを受けざるを得ないときは、段差を作るように心掛けよう。
また、ここでは詳しく説明しないが、高い位置に連鎖の発火点を作れば、おじゃまぷよを受けてもそのまま連鎖を打ち返すことができる(カウンター)。

段差の利用1(原型)  
5.1−A

おじゃまぷよを送られているところ。
3手置いた後に降ってくるとする。
この3手をどのように置くかで、状況が大きく変わってくる。

段差の利用1(段差なし)  
5.1−B

段差を作らずにおじゃまぷよを降らされたところ。
段差を作らないと、色ぷよを深く埋められてしまう。
こうなってしまうと、おじゃまぷよを何回か消してからではないと、おじゃまぷよに埋められた色ぷよを利用することはできない。
結局、おじゃまぷよの上で1から連鎖を組むことになる。

段差の利用1(段差あり)  
5.1−C

段差を作ってからおじゃまぷよを降らされたところ。
段差を作っておくと、ある程度のおじゃまぷよを降らされても、一部の色ぷよが埋まらずに済む。
この露出している色ぷよを起点に連鎖を組めば良い。

段差の利用1(おじゃまぷよ落下後の組み)  
5.1−D

上の状態から、連鎖を組んだところ。
緑→黄→青→赤 と消える。
うまくおじゃまぷよを絡めて連鎖を組めば、下の色ぷよまで一気に連鎖で繋げられる場合もある。

段差の利用2(原型)  
5.2−A

おじゃまぷよを送られているところ。
3手置いた後に降ってくるとする。

段差の利用2(段差なし)  
5.2−B

発火が間に合わず、おじゃまぷよを降らされたところ。
自分の連鎖の発火が間に合いそうにないならば、中途半端に連鎖を組み進めるよりも、段差を作った方が良い。
ここからおじゃまぷよを消して埋まった色ぷよを使えるようにするには、かなり時間がかかる。

段差の利用2(段差あり)  
5.2−C

段差を作ってからおじゃまぷよを降らされたところ。
おじゃまぷよの量が多いのでこれでも不利だが、2列目を起点に連鎖を組めば、おじゃまぷよはすぐに消える。

段差の利用2(おじゃまぷよ落下後の組み)  
5.2−D

上の状態から連鎖を組んだところ。
緑→青→黄 で3連鎖になる。
さすがに一度に下まで繋げるのは無理だが、この連鎖でかなりのおじゃまぷよが消える。
そして、この次は下まで連鎖を繋げられるようになる。
この後、どのように連鎖を組めば良いか考えてみよう。

段差の利用3(原型)  
5.3−A

発火点の高い連鎖を組んでいるところ。
この後、4段程度のおじゃまぷよが降ってくるとする。

段差の利用3(カウンター)  
5.3−B

おじゃまぷよを降らされたところ。
発火点を高くしておけば、ある程度のおじゃまぷよを受けても、そのまま連鎖を発火できる。
このように、おじゃまぷよを受けてから、連鎖を撃ち返すことをカウンターと呼ぶ。



6.掘り返し

段差を作ることも間に合わず、色ぷよを完全に埋められてしまったときは、おじゃまぷよを掘り返して色ぷよを使えるようにする必要が出てくる。
そうしないと、狭いフィールドで戦わなくてはならないので、明らかに不利である。
おじゃまぷよの掘り返し方には、単発消しによる方法と連鎖による方法がある。
単発消しでおじゃまぷよを掘り返す方法は、効率は良いが、相手の次の攻撃を受けてしまう危険性が高くなる。
一方、連鎖でおじゃまぷよを掘り返す方法は、効率は良くないが、相手の攻撃を防ぎながら(相殺しながら)掘り返せるという利点がある。
どのようにおじゃまぷよを消すのがベストかは、互いのフィールド状態に依存するので、判断は難しい。

掘り返し(原型)  
6.1−A

色ぷよを完全に埋められてしまったところ。
このようなときは、おじゃまぷよを掘り返さなくてはならない。
おじゃまぷよの消去効率だけでなく、相手の次の攻撃も視野に入れながら、おじゃまぷよを消していく必要がある。

掘り返し(連続単発消し)  
6.1−B

単発消しを2回繰り返して掘り返しているところ(2回目の単発消し)。
このように2回単発消しをすれば、次はそのまま下に連鎖を繋げられる形になる。
単発消しは、自由におじゃまぷよを消せるので、おじゃまぷよの消去効率は良い。
しかし、単発消しをしている間に相手に連鎖を組まれて、次の攻撃を受ける危険がある。

掘り返し(通常連鎖)  
6.1−C

2連鎖で掘り返しているところ。
消している量は単発消しの場合と同じだが(2色分)、こちらは1段(4個)しかおじゃまぷよを消せていない。
しかし、相手が次の攻撃をしてきても、組んでいる連鎖で相殺できる。
相殺しながらおじゃまぷよを消せるのが、連鎖での掘り返しの利点である。
ただ、大連鎖勝負になると勝ち目がなくなるので、大きい連鎖を組むのはやめよう。

掘り返し(2段掘り)  
6.1−D

2連鎖で効率的に掘り返しているところ。
4列目のおじゃまぷよを一気に2段分掘り返している。
このように、2連鎖で特定の位置のおじゃまぷよを2連続消去することを2段掘りと呼ぶ。
やや難しい組み方だが、強力な掘り返し手段になるので、ぜひマスターしておきたい。
一般的に、挟み系連鎖よりもずらし系連鎖の方がおじゃまぷよを掘る効率は高い。

掘り返し(潰し)  
6.1−E

2連鎖同時消し(潰し)で攻撃しながら色ぷよを掘り返しているところ。
ここでは詳しく説明しないが、このような同時消しの速い連鎖は攻撃性が高い。
おじゃまぷよを消す効率は悪いが、相手の連鎖を潰したり、強制的に相殺に持ち込んだりしながら、おじゃまぷよを消すことができる。
潰しは不利な状況での強力な反撃手段になる。



7.技術習得に向けて

ぷよぷよ対戦をしている以上は、おじゃまぷよへの対応は必須になる。
普段とは異なる立ち回りを必要とされるので、最初は誰でも戸惑うが、これも慣れである。
おじゃまぷよを降らせ合うような試合を多くこなせば、コツや考え方が自然と分かってくるはずである。
「とことんぷよぷよ」などを繰り返していたのでは、いつになっても身につかないので、おじゃまぷよを降らせてくる相手(CPUでも良い)と積極的に対戦するようにしよう。
おじゃまぷよを恐れない姿勢が大切である。



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