ぷよぷよ対戦では、互いにおじゃまぷよを送り合う。
そのため、「とことんぷよぷよ」でいくらうまく連鎖を組めても、対戦で同じように連鎖を組めるとは限らない。
おじゃまぷよへの対応の仕方を知らなければ、簡単にフィールドをおじゃまぷよで埋められて負けてしまうだろう。
慣れていないと、ぱらぱらと少量のおじゃまぷよを受けるだけでも、混乱して連鎖を組めなくなるかもしれない。
そこで、今回はおじゃまぷよへの対応方法について解説する。
1.1−A
2Pが2連鎖を撃ったところ。 |
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1.1−B
1Pがおじゃまぷよを受けたところ。 |
おじゃまぷよには、隣で色ぷよが消えると一緒に消えるという性質がある。
そのため、おじゃまぷよを消すには、おじゃまぷよに隣接する色ぷよを消せば良い。
できるだけ多く消した方が良いので、できるだけ広くおじゃまぷよと色ぷよが接するように、置き方を工夫しよう。
たくさんのおじゃまぷよを降らされると絶望的に感じられるかもしれないが、効率的に消していけば、おじゃまぷよは意外と速く消えていく。
2.1−A
5段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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2.1−B
ぷよをすぐに4つ繋げて消したところ。 |
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2.1−C
色ぷよ(青)をおじゃまぷよに広く隣接させて消したところ。 |
2.2−A
大量におじゃまぷよを受けてかなり苦しい状況。 |
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2.2−B
先に4つ揃った黄を繋げて消したところ。 |
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2.2−C
赤を4つ繋げて消したところ。 |
おじゃまぷよは消すことも可能ではあるが、それでもおじゃまぷよを降らされるのは危険である。
また、フィールドを埋めきるほどのおじゃまぷよを降らされれば、消す間もなく負けてしまう。
しかし、ぷよぷよ(「通」以降)には相殺というシステムがあり、おじゃまぷよが降る前に自分も連鎖をしておじゃまぷよを送れば、相手から送られてきたおじゃまぷよをかき消すことができる。
このようにしておじゃまぷよを相殺することが、おじゃまぷよへの対応の基本となる。
相手からおじゃまぷよが送られてきたら、そのまま降らせるのではなく、自分も連鎖をして相殺するように心掛けよう。
3.1−A
2Pが2連鎖を撃ってきたところ。 |
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3.1−B
1Pがおじゃまぷよをそのまま受けたところ。 |
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3.1−C
2Pの攻撃に対して、1Pも連鎖を発火したところ。 |
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3.1−D
互いの連鎖が終わったところ。 |
3.2−A
2Pが4連鎖を撃ってきたところ。 |
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3.2−B
1Pがそのままおじゃまぷよを受けたところ。 |
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3.2−C
1Pが3連鎖を打ち返したところ。 |
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3.2−D
互いの連鎖が終わったところ。 |
送られてきたおじゃまぷよは相殺するのが基本だが、いつも全てのおじゃまぷよを相殺できるとは限らない。
そのようなときは、おじゃまぷよを受けることになる。
降らされたおじゃまぷよは、地道に1連鎖で消すこともできるが、それでは相手が次の攻撃をしてきたときに再びおじゃまぷよを受けてしまう。
そこで、おじゃまぷよを巻き込んで連鎖を組む技術が重要になる。
おじゃまぷよ絡みの連鎖は通常とは異なる形になるので、基本連鎖と同じように、しっかり連鎖形を覚えておこう。
おじゃまぷよを受けた後は、基本的には自由形で組むしかないので、知っている連鎖形が少ないと、連鎖を組むことは難しい。
受けたおじゃまぷよの量が少なければ(1段以下)、おじゃまぷよを存在しないものと考えて、いつも通りに連鎖を組み進めることもできる。
おじゃまぷよが降っても焦らず、普通に連鎖を伸ばせば良い。
しかし、おじゃまぷよをたくさん受けると無視することは難しくなる。
また、少量であっても、おじゃまぷよを受けたときの形が悪いと、そのまま連鎖を組めなくなる。
4.1−A
1段のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.1−B
おじゃまぷよを無視して連鎖を組んだところ。 |
4.2−A
1段のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.2−B
普通に連鎖を伸ばしたところ。 |
4.3
おじゃまぷよのせいで連鎖に失敗する例。 |
4.4
おじゃまぷよのせいで連鎖に失敗する例。 |
おじゃまぷよの消去によって色ぷよをずらして連鎖にすることもできる。
かなり大量のおじゃまぷよを受けた場合でも、おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖は有効に組める場合が多い。
おじゃまぷよを消すことによってどこが何段ずれるかをしっかり把握して、連鎖を繋いでいこう。
4.5−A
1段のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.5−B
おじゃまぷよを利用してずらし系連鎖を組んだところ。 |
4.6−A
3段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.6−B
おじゃまぷよ利用のずらし系連鎖を組んだところ。 |
色ぷよの間に挟まれたおじゃまぷよを消すことによって連鎖を作ることもできる。
挟みの形を作れる状態であれば、数段のおじゃまぷよを受けた場合でも、まとめて消して連鎖にできる。
ずらし系連鎖よりは有効に組める状況が限定されるが、安定した連鎖を作りやすい。
4.7−A
1段程のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.7−B
おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖を組んだところ。 |
4.8−A
2段半のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.8−B
おじゃまぷよ利用の挟み系連鎖を組んだところ。 |
おじゃまぷよを受けた場合の連鎖の組み方としては、おじゃまぷよを利用する場合としない場合のそれぞれについてずらし系連鎖と挟み系連鎖が考えられる。
これら4種の連鎖を組み合わせることで、複雑におじゃまぷよを受けたときでも、無理矢理連鎖を組める場合が多い。
しかし、連鎖数が高くなってくると、何連鎖目にどこのおじゃまぷよが消えるのかの把握が難しくなってくる。
全てを把握するのは不可能に近いので、ずらしや挟みのポイントとなるおじゃまぷよの消去に注目すると良い。
現段階では、おじゃまぷよ絡みの複合系連鎖は難しすぎるので、焦らず少しずつできるようにしていけば十分である。
とりあえずは、3連鎖くらいを目指して練習すると良いだろう。
(参考)おじゃまぷよ絡みの3連鎖・30選 → 3chain_plus.zip
4.9−A
2段半のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.9−B
おじゃまぷよを巻き込んで連鎖にしたところ。 |
4.10−A
3段程度のおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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4.10−B
うまくおじゃまぷよを絡めて連鎖にしたところ。 |
全ての色ぷよがおじゃまぷよによって深く埋められてしまうと、狭いスペースで1から連鎖を組まなくてはならないので、非常に不利である。
それを回避するための方法が、段差の利用である。
降ってくるおじゃまぷよの段数以上の段差を作っておけば、高い方の段の色ぷよがおじゃまぷよに埋まらず済む。
そして、露出した色ぷよを起点にして連鎖を作れば、効率的におじゃまぷよを消していくことが可能になる。
どうしてもおじゃまぷよを受けざるを得ないときは、段差を作るように心掛けよう。
また、ここでは詳しく説明しないが、高い位置に連鎖の発火点を作れば、おじゃまぷよを受けてもそのまま連鎖を打ち返すことができる(カウンター)。
5.1−A
おじゃまぷよを送られているところ。 |
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5.1−B
段差を作らずにおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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5.1−C
段差を作ってからおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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5.1−D
上の状態から、連鎖を組んだところ。 |
5.2−A
おじゃまぷよを送られているところ。 |
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5.2−B
発火が間に合わず、おじゃまぷよを降らされたところ。 |
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5.2−C
段差を作ってからおじゃまぷよを降らされたところ。 |
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5.2−D
上の状態から連鎖を組んだところ。 |
5.3−A
発火点の高い連鎖を組んでいるところ。 |
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5.3−B
おじゃまぷよを降らされたところ。 |
段差を作ることも間に合わず、色ぷよを完全に埋められてしまったときは、おじゃまぷよを掘り返して色ぷよを使えるようにする必要が出てくる。
そうしないと、狭いフィールドで戦わなくてはならないので、明らかに不利である。
おじゃまぷよの掘り返し方には、単発消しによる方法と連鎖による方法がある。
単発消しでおじゃまぷよを掘り返す方法は、効率は良いが、相手の次の攻撃を受けてしまう危険性が高くなる。
一方、連鎖でおじゃまぷよを掘り返す方法は、効率は良くないが、相手の攻撃を防ぎながら(相殺しながら)掘り返せるという利点がある。
どのようにおじゃまぷよを消すのがベストかは、互いのフィールド状態に依存するので、判断は難しい。
6.1−A
色ぷよを完全に埋められてしまったところ。 |
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6.1−B
単発消しを2回繰り返して掘り返しているところ(2回目の単発消し)。 |
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6.1−C
2連鎖で掘り返しているところ。 |
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6.1−D
2連鎖で効率的に掘り返しているところ。 |
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6.1−E
2連鎖同時消し(潰し)で攻撃しながら色ぷよを掘り返しているところ。 |
ぷよぷよ対戦をしている以上は、おじゃまぷよへの対応は必須になる。
普段とは異なる立ち回りを必要とされるので、最初は誰でも戸惑うが、これも慣れである。
おじゃまぷよを降らせ合うような試合を多くこなせば、コツや考え方が自然と分かってくるはずである。
「とことんぷよぷよ」などを繰り返していたのでは、いつになっても身につかないので、おじゃまぷよを降らせてくる相手(CPUでも良い)と積極的に対戦するようにしよう。
おじゃまぷよを恐れない姿勢が大切である。