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折り返しをマスターする



1.折り返しについて

2.折り返しの特殊性

3.折り返しの形

4.折り返しの組み手順

5.先折りと後折り

6.端列以外での折り返し

7.上段の組み方

8.第二折り返し

9.技術習得に向けて




1.折り返しについて

一般に、連鎖は横方向に伸ばしていくことが多い。
しかし、フィールドは6列しかないので、横に伸ばすだけでは壁にぶつかって連鎖を伸ばせなくなる。
そこで重要になるのが、端の列で上方向に連鎖を伸ばし、上のスペースを利用できるようにする技術であり、これを折り返しと呼ぶ。
この折り返しによって、無駄なくスペースを利用して、10連鎖以上の大連鎖も組めるようになる。
大連鎖を撃てば勝てるというものでもないが、相手の大連鎖に対抗するためには、自分も大連鎖を組まなくてはならない。
今回は折り返しの組み方と折り返しからの伸ばし方について解説する。

折り返しについて1A  
1.1−A

一般的な連鎖。
横方向に連鎖が繋がっていく。
しかし、横の幅は6列に限られているので、このまま横方向に連鎖を伸ばしていくことはできない。

折り返しについて1B  
1.1−B

右端で折り返したところ。
横方向に伸ばせないので、上に連鎖を伸ばす。
これによって、上部のスペースも利用できるようになる。



2.折り返しの特殊性

折り返しも基本連鎖の組み合わせだが、多少の特殊性があるため、連鎖の形や組みの手順に工夫が必要になる。
まず、連鎖を上方向に伸ばすというのが、折り返しの特徴である。
そのため、横方向に伸ばす場合とは異なる形の連鎖形を当てはめる必要が出てくる。
場合によっては、多段化という伸ばし方が必要になったり、折り返し周辺の色の配置に制限が生じたりすることもある。
もう一つ、折り返しの特殊な点は、端の列で連鎖を組むということである。
端列は片側が壁になっているため、ぷよの置き方に制限が生じる。
そのため、端列を優先して組むようにしないと、極端に連鎖を組みにくくなってしまう。
これらの特殊性を理解した上で組み進めることが、折り返しを効率的に完成させる上で重要になってくる。

折り返しの特殊性1A  
2.1−A

挟み系で連鎖を伸ばそうとしているところ。
横にスペースがあるので普通に赤を挟んで伸ばせば良い。

折り返しの特殊性1B  
2.1−B

1連鎖伸ばしたところ。
端でなければ、このように普通に横に伸ばすことができる。

折り返しの特殊性1C  
2.1−C

端で挟み系で連鎖を伸ばそうとしているところ。
上の連鎖が一つ右にずれただけだが、端が迫っているため上と同じようには伸ばせない。
そのため、上方向に伸ばせる形で組んでいく必要がある。

折り返しの特殊性1D  
2.1−D

1連鎖伸ばしたところ。
縦長の連鎖で上に連鎖を伸ばしている。
端では横に連鎖を伸ばすことができないので、普段とは異なる形で連鎖を伸ばすことになる。

折り返しの特殊性2A  
2.2−A

連鎖を伸ばそうとしているところ。
端でない場合は、置き方の自由度が高いので組みやすい。

折り返しの特殊性2B  
2.2−B

1連鎖伸ばしたところ。
4列目に黄を並べたいのだが、余計なぷよは3列目にも5列目にも置くことができる。

折り返しの特殊性2C  
2.2−C

連鎖を伸ばそうとしているところ。
ここから、右に連鎖を伸ばし、折り返しすることを考える(かなり無理があるが)。
上の連鎖が二つ右にずれただけだが、先ほどよりもぷよの置き方に制限が生じる。

折り返しの特殊性2D  
2.2−D

連鎖を伸ばそうとしているところ。
注目すべきは1手目で、7列目がないために5列目に緑を置かざるを得なくなっている。
このように、一方のぷよだけを端に置きたい場合は、もう一つは2列目や5列目に置くしかない。
その結果、順に連鎖を伸ばそうとすると、端列が落ち込むと同時に2列目や5列目が異常に高くなり、非常に連鎖を伸ばしにくい悪形になる。
そのため、綺麗に折り返しを組むには、端を高くし、2列目や5列目を極力低く保つことが重要となる。



3.折り返しの形

折り返しには、連鎖を上に伸ばせる形を使う。
L字形や縦3連結などを組み合わせて、端の高さを稼ぎつつ連鎖にする。
どの形が折り返しとして使えるかは、折り返し周辺の土台の形に依存する。
土台によっては、折り返しの形に大きな制限がかかるので、注意が必要である。
基本的な折り返しの形は、周辺の連鎖形とセットで覚えておき、よりベストに近い形で折り返せるようにしよう。
(参考)基本折り返し・50選 → turn.zip

折り返しの形1  
3.1

L字折り返し。
端にL字を作るだけの非常に簡単な折り返しである。
ただし、折り返し以外の部分で多少伸ばしに工夫が必要になる。

折り返しの形2  
3.2

L字折り返し。
周囲の形と合わせてGTRと呼ばれることが多い。
折り返しの先は、ずらし系でも挟み系でも伸ばせる。
扱いやすい形である。

折り返しの形3  
3.3

L字折り返し。
あえてゴミぷよで底上げすることでL字にしている。
このように、ゴミぷよで底上げする方法は、折り返しでは良く用いられる。

折り返しの形4  
3.4

ずらし系の折り返し。
縦に同色を3つ並べられるならば、このような形で折り返しても良い。

折り返しの形5  
3.5

逆L字の折り返し。
順に連鎖を組んでいくと、L字よりも組みにくくなりやすいが、良く利用される形である。
5列目を組み終わる前に6列目を組み始めると、安全に組める。

折り返しの形6  
3.6

L字折り返し。
GTRに似た形のL字の折り返しだが、5列目の赤が高いので、GTRよりは組みにくい。
一般的に、端が落ち込みやすい形は組みにくくなりやすい。
同色組のぷよ(ゾロ目ぷよ)が来たときに一気に組むというのも手である。

折り返しの形7  
3.7

多段挟み込みによる折り返し。
多段に挟み込んで高さを稼ぎ、折り返しを完成させている。
隙はできやすいが、折り返しの重要なバリエーションである。

折り返しの形8  
3.8

階段連鎖の折り返し。
階段連鎖は端が深く落ち込んでいるため、折り返しは非常に組みにくい。
そのため、階段連鎖の折り返しは制限が厳しく、かなり難易度が高い部類に入る。
一般的には、2〜3段の多段ずらしで下の連鎖に繋げる。
必要ならば底上げなども利用して、極力早い段階に完成させたい。



4.折り返しの組み手順

折り返しを組む際は、端を優先して組むと自然な流れで組んでいける。
端列と2列目(端列の隣の列)の高さ関係が、「端列>2列目」となるように置いていこう。
逆に、「端列<2列目」となってしまうと、置けるぷよに大きな制限が生じ、悪形になりやすい。
多連結やごみぷよで高さを稼いでも良いので、とにかく端が高くなるように置くのが、折り返しの組みの基本である。

折り返しの組み手順1A  
4.1−A

折り返しを組み始めようというところ。
ここからどのような手順で組むかによって、組みやすさや隙のできやすさが変わってくる。

折り返しの組み手順1B  
4.1−B

順に5列目からGTRを作りに行ったところ。
この先は、5列目にぷよを引っ掛けながら、6列目にぷよを落としていくことになってしまう。
5列目に無駄なぷよが貯まりやすく、非常に悪い組み手順である。

折り返しの組み手順1C  
4.1−C

6列目からGTRをつくりに行ったところ。
5列目が低くなり、この先、置けるぷよの組み合わせも多い。
さらに、必要があれば青からすぐに連鎖発火できる。
このように、端を先に作っていくのが折り返し作成の正しい手順である。
最終的に同じ形になれば良いというのではなく、組みの過程を大事にしよう。

折り返しの組み手順1D  
4.1−D

6列目から一般的な折り返しを作りに行ったところ。
どのような形で折り返す場合でも、端を優先して組むという原則は同じである。
ここからは、いろいろな折り返しの形が考えられる。

折り返しの組み手順2A  
4.2−A

折り返しを始めようというところ。
すでに2列目が高くなっているので、組み方を工夫しないと悪形になりやすい。

折り返しの組み手順2B  
4.2−B

一手目の黄を端に落としたところ。
黄で挟んでいるので端に黄を落としたくなるが、このように2列目に引っ掛けて落とすと、2列目がさらに高くなって組みにくくなる。

折り返しの組み手順2C  
4.2−C

底上げして折り返しを組んだところ。
1手目を捨て、2手目の青で底上げしつつ、端に黄を入れている。
このようにすることで、端が高くなり、自然と次も組んでいけるようになる。
端が高くなるように組めない場合は、組ぷよを見送るのも手である。

折り返しの組み手順3A  
4.3−A

階段連鎖を組んでいるところ。
ここから右で折り返して、上に連鎖を繋いでいくことを考える。

折り返しの組み手順3B  
4.3−B

流れに任せて連鎖を組み進めたところ。
自然に階段連鎖を作ろうとするとこうなりやすいが、そうすると端の組みは遅れがちになる。
最終的に、折り返すべき端列が一番低くなって、折り返すのが困難になりやすい。

折り返しの組み手順3C  
4.3−C

折り返しを意識して、端を優先して組み進めたところ。
ちょうど3つ黄が来ているので、底上げも利用しつつ、端に黄をまとめて高くしている。
このような形を作れば、このあと折り返しを組んでいくのは非常に楽になる。
なお、階段連鎖の折り返しには色制限がある。
4列目・5列目・6列目の土台は、全て別の色で構成し、6列目の土台の上のぷよは4列目と6列目の土台とは異なる色にしなくてはいけない(左折り返しでも同様)。
必須ではないのだが、この原則に従わないと普通に連鎖を組んだときに暴発する。
この例では、その原則に従っていることを確認しておこう。

折り返しの組み手順4A  
4.4−A

カギ連鎖を組んでいるところ。
ここから右で折り返して、上に連鎖を繋いでいくことを考える。

折り返しの組み手順4B  
4.4−B

順に連鎖を伸ばそうとしているところ。
カギ連鎖で伸ばすことを考えるとこのように置きたくなるが、そうすると端が低くなってしまう。
折り返しのときに、5列目に引っ掛けながらぷよを端に落とすことなり、連鎖を組みにくくなる上に隙もできてしまう。
このような形で折り返したいならば、もっと早い段階で折り返しを作り始めるべきである。

折り返しの組み手順4C  
4.4−C

端を優先して折り返しを組んでいるところ。
端を底上げし、端が高くなるように組んでいる。
このようにすると、自然な流れで折り返しを組むことができる。
右端に無駄なぷよができてしまうが、折り返しの際に使えないぷよが出にくいので、結果的にゴミぷよは少なくなりやすい。



5.先折りと後折り

折り返し作成のタイミングに関しては、対戦開始直後に折り返しを作る方法(先折り)と土台の組みの最後に折り返しを作る方法(後折り)がある(その中間もある)。
先折りでは、フィールドの状態に依存することなく折り返しを組めるので、固定形に近い考え方で安定した折り返しを作りやすい。
特に組みに制限が多い折り返し(階段折り返しなど)を組む場合は、先折りの方が安全に折り返しを完成させられることが多い。
相手の攻撃態勢が整う前に折り返しを作れるというのも先折りの利点である。
後折りでは、折り返しの組みが土台の形に依存するので、自由形に近い考え方で折り返しを作ることになる。
組み手順が悪いと悪形になったり隙を狙われたりしやすいので、注意が必要になる。
先折りにするか後折りにするかは好みの問題だが、折り返しに慣れないうちは、先折りの方が安定すると思われる。
結局のところ、どちらも折り返し部分に関しては同じ手順で組むことになるので、慣れれてくれば、先折りも後折りも関係なく自然な流れで組んでいけるようになるだろう。

先折りと後折り1A  
5.1−A

先折りでの折り返しを作り方。

先折りと後折り1B  
5.1−B

先折りで階段折り返しを作っているところ。
階段折り返しは先折りが基本である。
端を優先する原則に従って、緑を端に立てる。
その後も常に端が高くなるように組んでいけば良い。

先折りと後折り1C  
5.1−C

L字折り返しを目指して組んでいるところ。
いろいろな形のL字折り返しが考えられるが、どのような形にするにしても端を優先して組んでいく。

先折りと後折り2A  
5.2−A

先折りでの折り返しの作り方。
先ほどとは異なる組ぷよのパターン。

先折りと後折り2B  
5.2−B

L字折り返しを組んでいるところ。
端を高くすることにだけ気をつけて、端にL字を作るだけである。
この後は、自由に土台を組んでいくことができる。
複数のL字折り返しのパターンを覚えておけば、どんな組み合わせでもすぐに折り返せるだろう。

先折りと後折り2C  
5.2−C

カギ連鎖の折り返しを組もうとしているところ。
カギ折り返しも先折りが基本である。
純正のカギ連鎖の形で組めない場合は、このように端に逆L字を作るとうまく行きやすい。

先折りと後折り3A  
5.3−A

連鎖を組み進めているところ。
ここから折り返すことを考える。
連鎖を繋げなくてはいけないので、形は制限される。

先折りと後折り3B  
5.3−B

順に組み進めたところ。
これでもそれほど問題はないが、端が多少低くなるので組みにくくなる場合もある。

先折りと後折り3C  
5.3−C

端を優先して組んだところ。
端にL字を作り、緑には下から繋ぐようにしている。
既に半分折り返しが完成しており、組みやすい。
折り返しの横を低く繋ぐようにすると、自然と端が高くなって組みやすくなることが多い。

先折りと後折り4A  
5.4−A

連鎖を組み進めているところ。
ここから、右で折り返すことを考える。

先折りと後折り4B  
5.4−B

順に連鎖を伸ばしていったところ。
端が低くなり非常に組みにくい。
後折りでも、端を優先することが大切である。
順に連鎖を伸ばしてしまうと、このような形になりやすい。

先折りと後折り4C  
5.4−C

端が高くなるように組んだところ。
端を優先することで、自然に折り返しを組めている。
ただし、この折り返しの形が頭に入っていないと、1手目は見えにくいかもしれない。



6.端列以外での折り返し

一般的に、折り返しは端列で組むものだが、状況によっては端列以外で組んだ方が良い場合もある。
端列以外での折り返しも通常折り返しとあまり変わらないが、端列でないため、こちらの方がぷよの置き方に制限が少なく、折り返しやすい。
そのため、端列での折り返しがどうしても難しいときなどは、端列以外で折り返すと良いだろう。
ただし、端列以外で折り返すと、フィールドの利用効率が大幅に低下するので、このような折り返しはできる限り避けるべきである。

端列以外での折り返し1A  
6.1−A

左から折り返そうとして、端におじゃまぷよが落ちたところ。
このようになってしまうと、そのまま端から折り返すのは難しい。
端を低くして折り返しを組もうとすると、このようなことになりやすいので気をつけよう。

端列以外での折り返し1B  
6.1−B

2列目から折り返しを組んだところ。
端以外から折り返すようにすれば、上の形からでも比較的自然に折り返しを組むことができる。
しかし、端に無駄なスペースができてしまうので、できれば避けたい。

端列以外での折り返し2A  
6.2−A

折り返しの隙を狙って攻撃されたところ。
端から折り返すのが困難になっている。
これも折り返しの組み手順が悪いことが根本的な問題である。

端列以外での折り返し2B  
6.2−B

2列目から折り返したところ。
階段連鎖は、基本的にどの列からでも折り返せるが、端以外で折り返すと無駄もできやすい。
この場合は6列目がほとんど無駄になっている。
緊急手段として覚えておきたいが、極力このようにはならないようにしよう。



7.上段の組み方

土台と折り返しが完成したら、土台の上部でさらに連鎖を伸ばしていくことになる。
基本的には、土台と同じように2連鎖を重ねて連鎖にするだけなのだが、注意すべき点は土台よりも多い。
まず、上段の連鎖は段差のある土台の上で組むことになるため、土台の場合よりは自由形に近いの考え方が必要になる。
しっかり2連鎖のバリエーションを覚えて、複雑地形の上でも連鎖を組めるようにしておこう。
上段連鎖を組む際は、土台の連鎖の巻き込みにも注意が必要になる。
土台の連鎖を組むときは下が床なので、下のことは考える必要はないが、上段の連鎖を組むときは、下も連鎖の一部のぷよである。
上段の連鎖に土台の連鎖の一部を巻き込んで壊すといったことがないように、連鎖が消えるときの形に十分注意しよう。
これらのことに気をつけずに、土台の連鎖を組むときと同じ感覚で上段の連鎖を組んでいると、うまく連鎖を組めなくなったり連鎖が暴発したりしやすい。

上段の組み方1A  
7.1−A

折り返しを完成させたところ。
ここから、さらに連鎖を伸ばしていくことを考える。

上段の組み方1B  
7.1−B

暴発する伸ばし方。
端の赤の連鎖を挟み込み連鎖にしようとしているが、下段の連鎖の仕掛けぷよ(白背景)を巻き込んでいる。
どのぷよが下段の連鎖の仕掛けぷよなのかをしっかりと把握して、巻き込まないように気をつけよう。

上段の組み方1C  
7.1−C

暴発する伸ばし方。
3列目のゴミぷよが、下段の連鎖の仕掛けぷよを消してしまう。
これは、下段の連鎖の仕掛けぷよ(白背景)を不必要に3連結にしてしまったことに問題がある。
一般的に、下段の連鎖の仕掛けぷよを3連結にすると暴発が起こりやすい。

上段の組み方1D  
7.1−D

暴発しない伸ばし方。
暴発が起こりそうな場所に、ゴミぷよを埋め込んで伸ばしてある。
ゴミぷよを挟んで連鎖の形を安定させる方法は、暴発を避ける上で重要になる。

上段の組み方2A  
7.2−A

折り返しを完成させたところ。
ここから、さらに連鎖を伸ばしていくことを考える。

上段の組み方2B  
7.2−B

暴発する伸ばし方。
4列目のゴミぷよ(白背景)が下段の仕掛けぷよを巻き込むように繋がってしまう。
上段の連鎖の土台ぷよと下段の連鎖の仕掛けぷよが近い位置にあるときは、このようなことが起こりやすい。
上のほうにゴミぷよを置くときは、その位置に十分注意しよう。

上段の組み方2C  
7.2−C

暴発する伸ばし方。
上段の緑の連鎖の仕掛けぷよ(白背景)が下段の仕掛けぷよを消してしまう。
ずらし系連鎖では、ゴミぷよに関係なく下段のぷよを巻き込んでしまうことがある。
仕掛けぷよがどこに落ちるのかを良く考えて連鎖を組むようにしよう。

上段の組み方2D  
7.2−D

暴発しない伸ばし方。
途中で下段の連鎖の仕掛けぷよを巻き込むことなく伸ばしている。
上段では、暴発しやすいポイントがどこなのかに注意しながら組んでいこう。



8.第二折り返し

一度折り返した後、もう一度折り返すことを第二折り返しと言う。
この第二折り返しによって、さらに上部のスペースまで連鎖を組むことができる。
第二折り返しだからといって特別な連鎖形が必要になるわけではないが、折り返しの土台が不安定な上にスペースも狭いので、一回目の折り返しよりは難易度が上がる。
多少ごみぷよが出ても構わないので、できる限り簡単に折り返せる形にするとうまくいきやすい。
先折りのような感覚で、早めに第二折り返しを作っておくのも良いだろう。

第二折り返し1A  
8.1−A

上段の連鎖を途中まで組み進めたところ。
ここから、第二折り返しを作りに行く。

第二折り返し1B  
8.1−B

カギ連鎖型の折り返しを組んだところ。
組ぷよの流れが良くて一気に組みきってしまえるならこれでも良いが、一般的にこのような手数のかかる折り返しは第二折り返しには向かない。
折り返しを組んでいる途中で短い連鎖を撃たれると、かなり危ない。
第二折り返しには、もっと短手数で組むことのできる折り返しが好ましい。

第二折り返し1C  
8.1−C

L字折り返しで第二折り返しを組んだところ。
多少無駄ができても良いので、第二折り返しは素早く簡単に組んでしまった方が良い。
当然ながら、第一折り返しと同様に、端優先で組んでいくことも大切である。

第二折り返し1D  
8.1−D

L字折り返しで第二折り返しを組んだところ。
これも形を整えるために右のほうに無駄ができているが、これくらいならば問題ない。
それよりも、確実に折り返しを完成させることの方が大切である。



9.技術習得に向けて

折り返しは形によって難易度がかなり変わってくるので、最初は簡単な折り返し(多段連鎖などを必要としない折り返し)から練習すると良いだろう。
そこから少しずつ難しい折り返しへと幅を広げていけば良い。
初めは、地形や色の制限などのせいで失敗するかもしれないが、端から組むということにさえ気をつけて練習を繰り返していれば、すぐに安定して組めるようになるはずである。
現在のぷよぷよ対戦において、折り返しは避けて通れないので、早いうちにマスターしておこう。



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