一般に、連鎖は横方向に伸ばしていくことが多い。
しかし、フィールドは6列しかないので、横に伸ばすだけでは壁にぶつかって連鎖を伸ばせなくなる。
そこで重要になるのが、端の列で上方向に連鎖を伸ばし、上のスペースを利用できるようにする技術であり、これを折り返しと呼ぶ。
この折り返しによって、無駄なくスペースを利用して、10連鎖以上の大連鎖も組めるようになる。
大連鎖を撃てば勝てるというものでもないが、相手の大連鎖に対抗するためには、自分も大連鎖を組まなくてはならない。
今回は折り返しの組み方と折り返しからの伸ばし方について解説する。
1.1−A
一般的な連鎖。 |
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1.1−B
右端で折り返したところ。 |
折り返しも基本連鎖の組み合わせだが、多少の特殊性があるため、連鎖の形や組みの手順に工夫が必要になる。
まず、連鎖を上方向に伸ばすというのが、折り返しの特徴である。
そのため、横方向に伸ばす場合とは異なる形の連鎖形を当てはめる必要が出てくる。
場合によっては、多段化という伸ばし方が必要になったり、折り返し周辺の色の配置に制限が生じたりすることもある。
もう一つ、折り返しの特殊な点は、端の列で連鎖を組むということである。
端列は片側が壁になっているため、ぷよの置き方に制限が生じる。
そのため、端列を優先して組むようにしないと、極端に連鎖を組みにくくなってしまう。
これらの特殊性を理解した上で組み進めることが、折り返しを効率的に完成させる上で重要になってくる。
2.1−A
挟み系で連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
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2.1−B
1連鎖伸ばしたところ。 |
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2.1−C
端で挟み系で連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
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2.1−D
1連鎖伸ばしたところ。 |
2.2−A
連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
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2.2−B
1連鎖伸ばしたところ。 |
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2.2−C
連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
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2.2−D
連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
折り返しには、連鎖を上に伸ばせる形を使う。
L字形や縦3連結などを組み合わせて、端の高さを稼ぎつつ連鎖にする。
どの形が折り返しとして使えるかは、折り返し周辺の土台の形に依存する。
土台によっては、折り返しの形に大きな制限がかかるので、注意が必要である。
基本的な折り返しの形は、周辺の連鎖形とセットで覚えておき、よりベストに近い形で折り返せるようにしよう。
(参考)基本折り返し・50選 → turn.zip
3.1
L字折り返し。 |
3.2
L字折り返し。 |
3.3
L字折り返し。 |
3.4
ずらし系の折り返し。 |
3.5
逆L字の折り返し。 |
3.6
L字折り返し。 |
3.7
多段挟み込みによる折り返し。 |
3.8
階段連鎖の折り返し。 |
折り返しを組む際は、端を優先して組むと自然な流れで組んでいける。
端列と2列目(端列の隣の列)の高さ関係が、「端列>2列目」となるように置いていこう。
逆に、「端列<2列目」となってしまうと、置けるぷよに大きな制限が生じ、悪形になりやすい。
多連結やごみぷよで高さを稼いでも良いので、とにかく端が高くなるように置くのが、折り返しの組みの基本である。
4.1−A
折り返しを組み始めようというところ。 |
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4.1−B
順に5列目からGTRを作りに行ったところ。 |
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4.1−C
6列目からGTRをつくりに行ったところ。 |
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4.1−D
6列目から一般的な折り返しを作りに行ったところ。 |
4.2−A
折り返しを始めようというところ。 |
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4.2−B
一手目の黄を端に落としたところ。 |
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4.2−C
底上げして折り返しを組んだところ。 |
4.3−A
階段連鎖を組んでいるところ。 |
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4.3−B
流れに任せて連鎖を組み進めたところ。 |
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4.3−C
折り返しを意識して、端を優先して組み進めたところ。 |
4.4−A
カギ連鎖を組んでいるところ。 |
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4.4−B
順に連鎖を伸ばそうとしているところ。 |
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4.4−C
端を優先して折り返しを組んでいるところ。 |
折り返し作成のタイミングに関しては、対戦開始直後に折り返しを作る方法(先折り)と土台の組みの最後に折り返しを作る方法(後折り)がある(その中間もある)。
先折りでは、フィールドの状態に依存することなく折り返しを組めるので、固定形に近い考え方で安定した折り返しを作りやすい。
特に組みに制限が多い折り返し(階段折り返しなど)を組む場合は、先折りの方が安全に折り返しを完成させられることが多い。
相手の攻撃態勢が整う前に折り返しを作れるというのも先折りの利点である。
後折りでは、折り返しの組みが土台の形に依存するので、自由形に近い考え方で折り返しを作ることになる。
組み手順が悪いと悪形になったり隙を狙われたりしやすいので、注意が必要になる。
先折りにするか後折りにするかは好みの問題だが、折り返しに慣れないうちは、先折りの方が安定すると思われる。
結局のところ、どちらも折り返し部分に関しては同じ手順で組むことになるので、慣れれてくれば、先折りも後折りも関係なく自然な流れで組んでいけるようになるだろう。
5.1−A
先折りでの折り返しを作り方。 |
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5.1−B
先折りで階段折り返しを作っているところ。 |
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5.1−C
L字折り返しを目指して組んでいるところ。 |
5.2−A
先折りでの折り返しの作り方。 |
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5.2−B
L字折り返しを組んでいるところ。 |
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5.2−C
カギ連鎖の折り返しを組もうとしているところ。 |
5.3−A
連鎖を組み進めているところ。 |
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5.3−B
順に組み進めたところ。 |
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5.3−C
端を優先して組んだところ。 |
5.4−A
連鎖を組み進めているところ。 |
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5.4−B
順に連鎖を伸ばしていったところ。 |
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5.4−C
端が高くなるように組んだところ。 |
一般的に、折り返しは端列で組むものだが、状況によっては端列以外で組んだ方が良い場合もある。
端列以外での折り返しも通常折り返しとあまり変わらないが、端列でないため、こちらの方がぷよの置き方に制限が少なく、折り返しやすい。
そのため、端列での折り返しがどうしても難しいときなどは、端列以外で折り返すと良いだろう。
ただし、端列以外で折り返すと、フィールドの利用効率が大幅に低下するので、このような折り返しはできる限り避けるべきである。
6.1−A
左から折り返そうとして、端におじゃまぷよが落ちたところ。 |
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6.1−B
2列目から折り返しを組んだところ。 |
6.2−A
折り返しの隙を狙って攻撃されたところ。 |
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6.2−B
2列目から折り返したところ。 |
土台と折り返しが完成したら、土台の上部でさらに連鎖を伸ばしていくことになる。
基本的には、土台と同じように2連鎖を重ねて連鎖にするだけなのだが、注意すべき点は土台よりも多い。
まず、上段の連鎖は段差のある土台の上で組むことになるため、土台の場合よりは自由形に近いの考え方が必要になる。
しっかり2連鎖のバリエーションを覚えて、複雑地形の上でも連鎖を組めるようにしておこう。
上段連鎖を組む際は、土台の連鎖の巻き込みにも注意が必要になる。
土台の連鎖を組むときは下が床なので、下のことは考える必要はないが、上段の連鎖を組むときは、下も連鎖の一部のぷよである。
上段の連鎖に土台の連鎖の一部を巻き込んで壊すといったことがないように、連鎖が消えるときの形に十分注意しよう。
これらのことに気をつけずに、土台の連鎖を組むときと同じ感覚で上段の連鎖を組んでいると、うまく連鎖を組めなくなったり連鎖が暴発したりしやすい。
7.1−A
折り返しを完成させたところ。 |
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7.1−B
暴発する伸ばし方。 |
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7.1−C
暴発する伸ばし方。 |
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7.1−D
暴発しない伸ばし方。 |
7.2−A
折り返しを完成させたところ。 |
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7.2−B
暴発する伸ばし方。 |
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7.2−C
暴発する伸ばし方。 |
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7.2−D
暴発しない伸ばし方。 |
一度折り返した後、もう一度折り返すことを第二折り返しと言う。
この第二折り返しによって、さらに上部のスペースまで連鎖を組むことができる。
第二折り返しだからといって特別な連鎖形が必要になるわけではないが、折り返しの土台が不安定な上にスペースも狭いので、一回目の折り返しよりは難易度が上がる。
多少ごみぷよが出ても構わないので、できる限り簡単に折り返せる形にするとうまくいきやすい。
先折りのような感覚で、早めに第二折り返しを作っておくのも良いだろう。
8.1−A
上段の連鎖を途中まで組み進めたところ。 |
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8.1−B
カギ連鎖型の折り返しを組んだところ。 |
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8.1−C
L字折り返しで第二折り返しを組んだところ。 |
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8.1−D
L字折り返しで第二折り返しを組んだところ。 |
折り返しは形によって難易度がかなり変わってくるので、最初は簡単な折り返し(多段連鎖などを必要としない折り返し)から練習すると良いだろう。
そこから少しずつ難しい折り返しへと幅を広げていけば良い。
初めは、地形や色の制限などのせいで失敗するかもしれないが、端から組むということにさえ気をつけて練習を繰り返していれば、すぐに安定して組めるようになるはずである。
現在のぷよぷよ対戦において、折り返しは避けて通れないので、早いうちにマスターしておこう。