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勝利の手段を考える



1.対戦における勝利について

2.3種の勝ち方

3.短連鎖で勝つ方法

4.連鎖効率で勝つ方法

5.時間進行で勝つ方法

6.優先順位の見切り

7.強さの3要素

8.対戦で勝つために




1.対戦における勝利について

これまでは連鎖の組み方を中心に紹介してきた。
しかし、1人で連鎖を上手く組めたとしても、それは必ずしもぷよぷよ対戦で勝つこととイコールではない。
状況によっては、意味もなく連鎖を組むことが逆に負けに繋がることすらある。
そこで、どのようにして勝つかを考えることが重要になる。
すなわち、相手の3列目をどのように埋めるかということである。
これを考えることによって戦略が生まれ、本当の意味での対戦ができるようになる。

対戦における勝利について−1P 対戦における勝利について−2P
1.1

2Pが1Pにおじゃまぷよを降らせたところ。
2Pは折り返しのところに配色ミスがあり、連鎖が繋がっていない。
1Pは、2Pのミスに気付いていれば、もっと早い段階で連鎖を発火して確実に勝てていた。
しかし、それに気付かずに連鎖を組み続けてしまったために、隙を狙われておじゃまぷよを降らされ、不利になってしまっている。
1Pは、2Pの次の追撃を防ぎにくく、ほぼ負けが確定してしまっている。
対戦では、勝つのに必要なだけの連鎖を組めばそれで十分で、それ以上の連鎖は必要ない。
無駄に連鎖を組むと、相手にチャンスを与えてしまうことがある。



2.3種の勝ち方

ぷよぷよ対戦で勝つ方法は、基本的に次の3種しかない。
1.速い攻撃を仕掛けて相手に連鎖を発火させる隙を与えず、一方的に自分の攻撃を相手に直撃させる。
2.相手よりも効率的に大連鎖を組み、相殺しあっても押しきれるだけのおじゃまぷよを送る。
3.相手よりも多く積み込める状況(時間的有利状況)を作り出し、自分だけが大きい連鎖を発火させる。
自滅や勘違いなどの例外もなくはないが、普通はこの3つとその組み合わせが全てと考えて良いだろう。
対戦ではこれらを意識し、どの方法で勝ちに持っていくか、あるいは逆にそれらの方法で負かされないようにするか、を考えることになる。

3種の勝ち方1A−1P 3種の勝ち方1A−2P
2.1−A

2Pが1Pの隙を突いて攻撃を仕掛けたところ。
1Pはしばらく大きな連鎖を撃てそうにない。
それを見切って2Pは2連鎖3色同時消しの攻撃を仕掛けた。

3種の勝ち方1B−1P 3種の勝ち方1B−2P
2.1−B

2Pが攻撃が1Pに直撃したところ。
このように、相手が連鎖を撃てないタイミングで2連鎖同時消しなどの速い攻撃を仕掛けることで、相手に連鎖を撃たせずに勝つことができる。

3種の勝ち方2A−1P 3種の勝ち方2A−2P
2.2−A

互いに大連鎖を発火しあったところ。
連鎖効率に自信があるときは、伸ばしきって発火すると良い。

3種の勝ち方2B−1P 3種の勝ち方2B−2P
2.2−B

より効率的に連鎖を組んだ1Pの攻撃が決まったところ。
2Pが13連鎖に対して、1Pは15連鎖あった。
効率的に大連鎖を組むことができれば、威力で相手を押し切って勝つことができる。

3種の勝ち方3A−1P 3種の勝ち方3A−2P
2.3−A

組みが遅い2Pに対して1Pが攻撃を仕掛けたところ。
2Pは、途中で色ぷよを無駄に消してしまったせいで積み込みが遅れている。

3種の勝ち方3B−1P 3種の勝ち方3B−2P
2.3−B

2Pがやむなく連鎖を発火したところ。
この時点で、1Pが6連鎖に対して、2Pは5連鎖である。
これだけでは勝負がつかないが、2P側におじゃまぷよが大量に降る上に、連鎖後は1Pの方が先に連鎖を組み始められる。
積み込み量が相手より十分に多い状態で仕掛ければ、相手に連鎖を伸ばすための十分な時間はないので、押し切れる。



3.短連鎖で勝つ方法

対戦で勝つための有効な手段の一つが、高威力短連鎖(潰し)である。
相手が連鎖を撃てないタイミングを見計らって高威力短連鎖を撃てば、相手に連鎖を発火させずに埋めて勝つことができる。
しっかり相手を見切れれば安定して勝てる方法なので、できる限り優先すべき方法である。
相手の隙が大きいときを狙って、できる限り短く高威力の連鎖を撃つというのがポイントである。
対策としては、常に連鎖発火リーチの状態を維持し、隙を作らないことが重要になる。

短連鎖で勝つ方法1A−1P 短連鎖で勝つ方法1A−2P
3.1−A

互いに連鎖を組み合っているところ。
互いにすぐ連鎖を撃てる形になっていて隙がない。
このようなときは、潰しを決めることはできない。

短連鎖で勝つ方法1B−1P 短連鎖で勝つ方法1B−2P
3.1−B

2Pの隙を突いて、1Pが潰しを仕掛けたところ。
2Pは、連鎖発火点を赤で埋めて一時的に連鎖発火できない状態になっている。
このようなときに2連鎖多色消しなどの高威力短連鎖を仕掛けると高確率で決まる。
さらに安定して決めたいときは相手のNEXT、NEXT2を見て、発火できないことを確認すると良い。

短連鎖で勝つ方法2A−1P 短連鎖で勝つ方法2A−2P
3.2−A

上部ギリギリまで組んでいるところ。
現段階ではすぐに連鎖を撃てるので、隙はない。
しかし、上部では数個のおじゃまぷよでも致命的になるので、常に潰しに警戒が必要である。

短連鎖で勝つ方法2B−1P 短連鎖で勝つ方法2B−2P
3.2−B

2Pが1連鎖ダブルを撃ったところ。
1Pはすぐに連鎖を撃てない上に、3列目が11段目まで埋まっているので、防ぎようがない。
このように、相手の3列目が11段目まで積みあがっているときは、単発消しでも勝てることがある。

短連鎖で勝つ方法3A−1P 短連鎖で勝つ方法3A−2P
3.3−A

序盤の組み。
1Pは、連鎖発火までにかなり時間がかかりそうな雰囲気である。
このようなときは、3連鎖や4連鎖であってもそこそこ決まる。
2Pはその隙を突いて、3連鎖同時消しの潰しを仕掛けた。

短連鎖で勝つ方法3B−1P 短連鎖で勝つ方法3B−2P
3.3−B

2Pの連鎖が進んだところ。
1Pの発火が間に合う可能性もゼロではないが、よほど都合良く組ぷよがこないときつい。
このような序盤の隙を狙った潰しは特に「速攻」と呼ぶ。



4.連鎖効率で勝つ方法

効率的に連鎖を組むことも、対戦で勝利するための有効な方法である。
途中で互いに妨害などをせず、大連鎖を同時に撃ち合うような展開になったとき、勝つのは連鎖を効率的に組めた方である。
連鎖に組み込まれないぷよ(ごみぷよ)を極力なくし、無駄なくスペースを利用することが重要である。
組める連鎖のバリエーションを増やし、組ぷよをを全て連鎖に使うつもりで、連鎖を組んで行くようにすると良い。
逆に相手に対しては、相手の連鎖効率を下げるために、少量でもおじゃまぷよを送っておくと勝ちやすい。
また、相手の連鎖暴発などを見切って連鎖の撃ち合いで勝つというのも、広義にはここに含まれる。
そのため、相手の連鎖構造を見て、相手の連鎖に欠陥が存在しないかどうかを確認することも重要である。

連鎖効率で勝つ方法1A−1P 連鎖効率で勝つ方法1A−2P
4.1−A

互いに連鎖を組み合っているところ。
連鎖効率で勝つには、いかに無駄なく連鎖を組むかが重要になる。
この段階で、1Pのフィールドには使いにくいスペースが生じており、連鎖効率がそれほど高くならない雰囲気を感じ取れる。

連鎖効率で勝つ方法1B−1P 連鎖効率で勝つ方法1B−2P
4.1−B

互いに連鎖を伸ばしあったところ。
この時点で1Pが12連鎖に対し、2Pが13連鎖で、2Pの勝ちが確定である。
相手の連鎖に無駄が多そうならば、このように大連鎖で勝ちに行っても良い。
逆に、相手の連鎖に無駄がないときに大連鎖勝負に持っていくのは無謀である。
基本的に、単純な連鎖の伸ばし合いで安定して勝つというのは、よほど腕に自信がないと難しい。
この場合も、2Pはもう1連鎖くらい伸ばさないと不安感が残る。

連鎖効率で勝つ方法2A−1P 連鎖効率で勝つ方法2A−2P
4.2−A

互いにおじゃまぷよを降らせあいながら、連鎖を組んでいるところ。
おじゃまぷよがあると、その分色ぷよを置けなくなり、連鎖効率が大幅に低下する。
このようなときに連鎖効率で勝ちに行くならば、おじゃまぷよを消しつつ連鎖を組んでいかないといけない。

連鎖効率で勝つ方法2B−1P 連鎖効率で勝つ方法2B−2P
4.2−B

連鎖を伸ばしきったところ。
1Pはおじゃまぷよをいくらか消しているが、2Pはもともとおじゃまぷよが多かった上にほとんど消していない。
このような状況では、1Pが効率面で圧倒的に有利である。
この場合は、1Pは12連鎖あるが、2Pは10連鎖しかない。

連鎖効率で勝つ方法3A−1P 連鎖効率で勝つ方法3A−2P
4.3−A

連鎖を組み合っているところ。
この時点ではどちらにも連鎖効率が高く、隙もない。

連鎖効率で勝つ方法3B−1P 連鎖効率で勝つ方法3B−2P
4.3−B

1Pが連鎖を発火したところ。
2Pは、3列目に黄を置いたことで連鎖尾が暴発するようになってしまった。
暴発によって相手側の連鎖効率が落ちているならば、そこまで大きな連鎖を組まなくても連鎖効率で勝つことができる。
ただし、暴発しても勝てるほどまで伸ばしてくる可能性や暴発箇所を修復してくる可能性もある。
この場合も、2Pが実力者ならば修復手順に気付いてくる可能性は十分ある。



5.時間進行で勝つ方法

相手より多くぷよを積み込むことでも、対戦を有利に進められるようになる。
基本となるのは積み込みのスピードで、より速く積むことによって、時間を早回しにして短時間でより大きな連鎖を組むことができる。
多少分かりにくいが、自分が6連鎖を組んだときに相手が3連鎖しか組めていなければ、そのまま連鎖を撃って勝てる可能性が高い。
時間進行度は積み込み量と等価のようなものと考えると良いだろう。
連鎖を開始した時点で時間は止まる(逆行する)ため、相手が連鎖を開始したら、その間に自分だけ連鎖を組み進めて撃ち返すというのが重要な勝利の法則となる(後発優勢の法則)。
より速く連鎖を組み、(状況によるが)むやみに連鎖を先撃ちせず、自分だけが一方的に大きい連鎖を組める状況を作り出すというのが大切である。
対戦では、主に「催促」という手段で強制的にその状況を作り出す。

時間進行で勝つ方法1A−1P 時間進行で勝つ方法1A−2P
5.1−A

1Pが攻撃を仕掛けたところ。
2Pが無駄消しによって時間的に大きく遅れたので、1Pが時間的に大きく優位になっている。
特に、序盤での無駄消しは、しばしば致命的になりやすい。

時間進行で勝つ方法1B−1P 時間進行で勝つ方法1B−2P
5.1−B

1Pの連鎖が進んだところ。
2Pは頑張って伸ばしても連鎖を相殺しきるのがやっとである。
1Pが時間的優位状態を上手く利用した形である。

時間進行で勝つ方法2A−1P 時間進行で勝つ方法2A−2P
5.2−A

1Pが10連鎖を発火したところ。
互いに良く連鎖を組めている状況で、このような中途半端な連鎖を発火するのは非常に不利になる。

時間進行で勝つ方法2B−1P 時間進行で勝つ方法2B−2P
5.2−B

1Pの連鎖中に2Pが連鎖を少し伸ばして13連鎖を発火したところ。
1Pの時間(積み込み)が連鎖によって止まっている間に、2Pは連鎖を組み進められる。
このように、互いに大連鎖を組み合っているときは、後から発火する側が優位に立てる。

時間進行で勝つ方法3A−1P 時間進行で勝つ方法3A−2P
5.3−A

1Pが2連鎖で相手の連鎖発火を催促したところ。
この攻撃を2Pがあえて受ける手もなくはないが、ここでは発火したということにする。
1Pは催促によって時間的に後退してはいるが、2Pの大連鎖の間に連鎖を組み進めることで、最終的に時間的優位に立つことができる。

時間進行で勝つ方法3B−1P 時間進行で勝つ方法3B−2P
5.3−B

2Pの連鎖終了間際まで1Pが連鎖を伸ばして発火したところ。
2Pの連鎖が8連鎖に対して、1Pの連鎖は9連鎖ある。
このようにして時間的優位に立つのが催促の狙いである。
しかし、催促では、一時的に時間的後退をするため、催促で勝つのはそれほど簡単な話ではない。



6.優先順位の見切り

これまでに、ぷよぷよ対戦では、短連鎖・連鎖効率・時間進行の3つの勝ち方があることを説明した。
戦略的に言うならば、潰し・大連鎖・催促の3つである。
対戦では変化していく状況の中、これらのうちのどの方法で勝ちに持っていくかを考える必要がある。
潰して勝てる状況なのに大連鎖を組んだり、大連鎖で勝てるのに催促をしたりということをすると勝率を下げてしまう。
基本的には、潰しは相手の連鎖に隙があるときに有効、大連鎖は相手フィールドにごみぷよやおじゃまぷよがあるときに有効、催促は相手の組みが遅れているとき有効となる。
それを意識しながら、よりベストに近い選択をできるようにすることが、勝利への近道となる。

優先順位の見切り1A−1P 優先順位の見切り1A−2P
6.1−A

どちらも無駄なく連鎖を組んでいる。
2Pの方は多少融通が利きにくい形なので、組みの途中で隙ができる可能性が予測される。
その代わり、2Pの連鎖は定型性が高く、最終的にかなり連鎖数が伸びる可能性がある。
このようなとき、1P側としては、潰しや催促で勝ちに行くのが一番良い。

優先順位の見切り1B−1P 優先順位の見切り1B−2P
6.1−B

1Pが潰しを仕掛けようとしているところ。
2P側は、効率的に組もうとして一瞬隙を作っているので、そこを狙う。
1Pは潰しの手を作りつつ伸ばせるようにもしている。
基本的に、潰しはどんな組みの相手にも有効なので、いつでも用意しておくくらいでも良い。
潰しの優先度は常に高い。

優先順位の見切り2A−1P 優先順位の見切り2A−2P
6.2−A

連鎖を組み合っているが、2P側のフィールドにはかなりおじゃまぷよが存在する。
おじゃまぷよの存在により、2P側の最大連鎖数は低くなると予測される。
このようなとき、1P側としては、積極的に大連鎖勝負に持って行くと良い。

優先順位の見切り2B−1P 優先順位の見切り2B−2P
6.2−B

安全性を確保しつつ1Pが大連鎖を組んで発火したところ。
利用可能スペースの利があるので、しっかり大連鎖を組めば必ず勝てる。
ただし、当然相手側としては、大連鎖を撃たせないように潰しを狙ってくる可能性が高いので、隙を作らないように気をつける必要がある。

優先順位の見切り3A−1P 優先順位の見切り3A−2P
6.3−A

1Pが2連鎖ダブルを仕掛けたところ。
2Pが無駄消しをしているせいもあり、1Pの方が4手分組みが進んでいる。
このようなとき、1P側には時間差の利があるので、催促が特に有効になる。
逆に、2個だけではあるが、おじゃまぷよを降らされているので、そのまま大連鎖勝負に持ち込むのは良い選択とは言えない。

優先順位の見切り3B−1P 優先順位の見切り3B−2P
6.3−B

1Pがギリギリまで連鎖を伸ばして連鎖を発火したところ。
催促では、相手の連鎖を上回るところまで組めるかどうかがネックになるが、元から時間的に先行している場合は、そこに余裕ができる。
なお、催促は中盤〜中終盤で仕掛けてこそ意味があるということにも注意しよう。
互いに上部まで組んでいるときは、時間差よりも連鎖効率の方が効いてきてしまい、催促の効果は薄れる(小連鎖は潰しとしては効果的)。



7.強さの3要素

ぷよぷよ対戦で強さを決めるのは、連鎖力・スピード・凝視力の3つであると言われる。
連鎖力は連鎖構築技術力、スピードは積み込みの速さ、凝視力は相手のフィールド状況を見切る力である。
これら3つをそれぞれ満遍なく鍛えることによってぷよぷよの腕は上がっていく。
逆に言うと、どれかが欠けていると、それがネックになって伸び悩みやすい。
どの要素も、すぐに目に見えた変化を伴うものではいが、そのような本質的な部分を向上させていくことが上達に繋がる。

強さの3要素1−1P 強さの3要素1−2P
7.1

互いに連鎖を発火したところ。
1Pの方が効率的にぷよを連鎖に組み込めている。
このように、連鎖力があれば、連鎖形の変化により、より多くのぷよを無駄なく使える。
無駄消しやゴミぷよがなくなり、効率的な連鎖を組める。
連鎖力は、大連鎖勝負のときだけでなく、不意の攻撃に対する咄嗟の対応や催促後の伸ばしのときにも、大きく勝負を左右する。
しかし、いくら連鎖力があっても、組みが遅くてはスピードで押し切られるし、相手を見ていないのでは的確に仕掛けることも対応することもできない。

強さの3要素1−1P 強さの3要素1−2P
7.2

1Pが連鎖を発火したところ。
2Pの組みはいくらなんでも遅すぎである。
2Pがここから加速して組んでくる可能性もあるので、いきなり大連鎖を撃つのが良いとは言い切れないが、スピード差によって1Pが大きく有利になっていることは確かである。
このように、スピードがあれば、常に先手で仕掛けられる。
例えば、ぷよぷよ対戦で、初心者が慣れた人に絶対に勝てないのは、スピードによる部分が大きい。
また、大きなスピード差がなくとも、催促では数手の差が勝負を分ける。
相手の潰しに対して発火が間に合うかどうかも、微妙なスピードが効いてくることがある。
ただ、いくらスピードがあっても、連鎖になっていないなら意味がないし、相手を見ていないなら潰されてしまう。

強さの3要素1−1P 強さの3要素1−2P
7.3

1Pが2Pの暴発を見切って連鎖を発火したところ。
2Pの暴発は、修復される可能性がゼロではないが、修復して発火するには時間がかかる。
このように、相手をしっかり見ておけば、チャンスを逃さずに仕掛けることができる。
十分な凝視力があれば、相手の危険な動きを察知し、事前に対応することもできる。
しかし、いくら凝視力があっても、連鎖力がなければ相手を見たところで理解できないし、対応もできない。
スピードがなければ、チャンスを見つけてもタイミングを逃がしてしまう。
特に、良く相手を見ようとすると、しばしばスピードが落ちるので、状況に応じてどちらを優先するか考えなくてはならない。



8.対戦で勝つために

ぷよぷよ対戦で戦略的に勝てるようになるためには、とにかく戦略を意識することである。
無意味に連鎖を組み進めることから脱却し、どのように攻めるか、どのように対応するかを考えるようにすることが大切である。
それ以上の細かい基礎技術に関しては、以降の内容で説明していくので、すぐにそれらを実戦に生かせなくても問題はない。
どのようにして勝利するかを意識しながら対戦・練習を重ねていけば、自然と戦略的に勝てるようになってくる。



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